健康維持や体力づくりのためにジョギングを習慣にしている人は多いです。
しかし、ジョギングは正しい方法で行わなければ、期待する効果が得られないことがあります。
ジョギングは有酸素運動のため、エネルギー源として糖や脂肪が燃焼されます。
しかし、エネルギー源として脂肪が使われ始めるのには20分以上かかると言われているため、10分程度のジョギングでは効果を実感することはできないでしょう。
ジョギングでダイエット効果を感じたいのであれば、20~30分かけて走るジョギングを長期的に行う必要があります。
ただし、ダイエットや筋力の向上を目的にジョギングをする場合、効果を実感できるのはその人の体質や食生活などによっても違いが出てきます。
早い人でも2週間以上、一般的には3ヶ月以上の期間ジョギングに取り組むことで、期待した効果が得られると言われています。
しかし、有酸素運動は脂肪燃焼と同時に少なからず筋肉も分解してしまうことがあるため、ジョギングで体重は落とせたとしても体が引き締まって見えなくなることもあります。
筋力の向上とダイエット効果を実感したい人は、ジョギングと筋トレを合わせて行うことも必要となってくるでしょう。
体重を落とす目的でジョギングを行うのであれば、毎日走ることで消費カロリー量が増えることになります。
しかし、足腰に負担がかかりやすいジョギングは、初心者が毎日走ると筋肉を休めることができず、筋肉が増強する機会を失いかねません。
また、毎日走るとなるとモチベーションを保つことが難しく、三日坊主になってしまう人も出てくるのではないでしょうか。
1日おきなど週2~3日程度のジョギングであれば、走った翌日には体をしっかりと休めることができるため、体への負担が軽減され、筋肉を休めて筋力増強を図ることができるでしょう。また、続けやすいというメリットもあります。
ジョギングの効果を高めるには、ジョギングに適した服装で行うことも大切です。通気性や吸汗速乾性の高いウェアを着ることで、汗による不快感や汗冷えを軽減することができます。
また、ランニングシューズや機能性の高いスポーツ用タイツをはくことで、膝や腰など負担がかかりやすい部位をサポートしてくれるため、快適な走りにつながり、継続しやすくなります。
ジョギングの効果を高めるには、走る前のストレッチとクールダウンをしっかりと行うことが大切です。走り終わった後はクールダウンを行い、マッサージで体を労わることで、筋肉の疲労を軽減できます。
ダイエットや健康維持のためにジョギングを始めたばかりの人は、つい頑張って早く走ろうと無理をしがちです。
しかし、ジョギングはゆっくりと息が切れない程度のスピードで走る有酸素運動なので、頑張ってスピードを出すのではなく、ゆっくりでも長い時間走ることが大切です。
特に、これまで運動不足だったという人は、最初から無理をして走ろうとするのではなく、ウォーキングから始めるくらいの気持ちで、まずは長く続けることを心掛けてみてください。
ジョギングは、走る距離や時間に関係なく、必ず水分補給をしましょう。
特に、体のエネルギーを消費するジョギングにはビタミン、ミネラルが不可欠なため、スポーツドリンクなどで水分補給を行うと、脂肪燃焼効果を高めることにつながるでしょう。
また、長くジョギングを行うときは、筋肉を動かすためのエネルギーとしてバナナなどの糖質を摂っておくことがおすすめです。
ダイエットや筋力の向上などのジョギング効果は、すぐに表れるものではありません。ジョギング効果を実感するには、継続することが大切です。
最初から張り切りすぎて三日坊主になるよりも、1日おきや2日おきでも良いので継続してジョギングができるように取り組んでみましょう。