毛髪はずっと伸び続けているのではありません。ある期間成長した後、自然に抜け、しばらくすると新しい毛髪が生えてきます。このサイクルを「ヘアサイクル」といいます。いま生えている大多数の毛髪は、成長期であり伸び続けています。通常のヘアサイクルでは成長期が3~5年と言われています。退行期
毛乳頭の活動が弱くなり、毛球部が委縮して徐々に小さくなる時期。期間:2~3週間
休止期
毛乳頭の活動が休止する時期。期間:数か月
脱毛&新生期
毛乳頭が再び活動をはじめ、新しい髪がつくられ、古い髪は新しい髪の成長によって押し上げられ、自然脱毛する時期。
健康な毛髪のヘアサイクルの成長期は、平均3~5年(女性で4~6年)です。
1日に抜ける毛髪の本数は、50~150本程度です。
ヘアサイクルが乱れると、毛髪が成長しないまま未熟な状態で脱毛し、1日に抜ける毛髪の本数は、200本以上になります。
毛髪の成長に必要な栄養を運ぶ
毛髪の成長には、さまざまな細胞が関与しており、細胞が活動するためには栄養が必要です。これは人間が活動するために、食事を摂るのと同じです。毛髪の成長は毛乳頭細胞から毛母細胞へ増殖のシグナルが出て、そのシグナルを受けた毛母細胞が増殖・角化を経て毛髪になっていきます。毛乳頭細胞はその周辺を走る毛細血管から栄養をもらい活動していますが、血行が悪くなり、栄養が不足するとそのシグナルが出せなくなります。そのため、血行は毛髪の成長に大きく影響します。このことは、毛髪だけでなく人間の体全体にいえることです。
毛乳頭細胞とは
毛乳頭に存在する細胞で、育毛促進因子であるFGF-7を産生したり、ヘアサイクルを正常に保つ働きをしています。この毛乳頭細胞が増えると毛髪が太く成長します。
毛母細胞とは
毛乳頭の周りに存在する細胞で、毛髪を作り出している細胞です。毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、新しい細胞によって押し上げられたものが毛髪になっています。
FGF-7とは
FGF-7は「Fibroblast Growth Factor-7」の略語です。人間が持っているタンパク質の一種で、毛乳頭細胞内で産生されます。毛乳頭細胞内で生産されたFGF-7は毛母細胞の増殖を促進させる働きがあり、毛髪の成長に大きく関わっている司令塔のような存在です。薄毛部では、このFGF-7が減少していることが分かっています。
僕の得意分野はうすけに特化したカバーカット
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